ベトナムより アキコひさびさにキレる編

18日 夜

Hさんと月末の再会を約束し、ハグして別れた後。

空港に向かう前に、シャワー浴びたいな。。

一日市場で動いて、汗と埃でキタナイし。このまま10時間もフライトなんて厳しいよね。私がというよりパリで会う友達に対して。

L Hotelは既に朝チェックアウトしていたけど、だめもとで聞いてみたところ、10ドルで客室に入れてくれた。

小さなホテルだからこその臨機応変がありがたい

30分後にタクシーを頼んで、さっとシャワーを浴びて身支度した。


「マダム、ハロウィーンにサイゴンに戻るんですね?」

ああ、そうだね!気が付かなかった。
そんな風に言われると、なんだかステキに聞こえるね。

呼んでくれていたタクシーに乗り込んで空港へ。


ところが


ドライバーがメーターを使おうとしない。
「空港までは17万ドンです」

と金額を書いたメモを見せてくる。

いやいや。
「メーターを使って下さい。昨日ここまで来たときには9万ドンだったの。17万ドンなんて高いし、払えない」

このラリーがしばらく続く。

「メーターを使ってよ!使わないならここで降りる。車止めて。」

「OKマダム。じゃあいくらならいいの?ここに書いて」

「書かない。メーターを使って」

空港に向かうお客は時間がないし、もう遠くに行ってしまうからクレームにもならない。そう思って足元を見てる。こちらが折れると思っている。

そう思ったら頭に来て思わず日本語で

「あんたせこい事してんじゃねー!!!メーター使わないなら止めてって言ってるでしょ!!!!」

と叫んでしまった。そこでやっと車を路肩に着けるドライバー。

それから落ち着いて

「昨日はメーターを使って、VSタクシーで9万ドンだったの。何でMRタクシーはメーターも使わずに17万なんて言うの?おかしいでしょ。それに私、来週またサイゴンに戻ってくるわよ。」

そしてさっき彼から渡された紙に、これ見よがしにタクシーの車体ナンバーと電話番号をメモしていると、慌てたドライバー、

「なにやってるの?!OKOK、メーターを使おう!」

「もうメーターは使わなくていい。私はもう9万ドンしか払わない。もう決めたから。」

「メーターを使おう」

「使わなくていい。必要ない。」

今度は立場が逆転。あれほどメーターを使いたがらなかったドライバーが使おう使おうと言う。このラリーがしばらく続いたあと。

何気なく時間を見ようとバッグから携帯を取り出すと、タクシー会社にクレームの電話でもされると思ったらしい彼は大慌て。

「やめて!分かったよ。だから電話はしないで!」

本当は少し前から笑いをこらえていたアキコ。でもそれを隠して、出来る限りの低い声で

「急いで。」

そこから先は早かったけど、空港までの約30分の気まずい沈黙に耐えられなくて、ラジオをつけるドライバー。

国際線ターミナルに着くと、たたっと走ってカートを運んできて、荷物を積み替えたりと、いい動きを見せる。

タクシー料金はというと。途中で彼がメーターをつけたところからだから、7.8万ドン。だからその金額を払った。

「see you again. have a nice trip」

にへっと笑う彼を、軽くにらんでサヨナラした。


(でも本当はちょと怖かったんだよ。一人だし。)

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写真は有名なREX HOTEL。お客様わんこ、レックスのために♪
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by avrildaizawa | 2009-10-24 14:24